陸上のアジア選手権(韓国・クミ)男子200メートルで2連覇を達成した昨年のパリ五輪代表・鵜沢飛羽(とわ、JAL)が1日、羽田空港に帰国。「勝つことを目標にしていた。

強さを証明することがすごく大事だと思っている」と勝利については、自身を評価した。

 ただ、満足する様子はなかった。決勝では20秒12(追い風0・8メートル)の大会新記録をマークも「予選があまりうまくはまらず、良くないレースをしてしまった。決勝で修正したかったんですけど、嫌なレースをして、体に疲労がたまってしまっていて、アップの時から全然動いていなかった」と冷静に説明。決勝は「(20秒)2台とか3台くらいかなって思ったんですけど、1台が出てしまった。体の状態と客観的なものがずれている。そういう時ってあまり良くない。嫌な感じがする。こういう時はけがとかしちゃうので、しっかりゆっくりやっていこうかなって思います」と話した。

 東京世界陸上(9月)の主要選考大会、7月の日本選手権(東京・国立競技場)は「ある程度の余力を持った状態で臨みたいと思っている。それができるような体にはなってきていると思っている」とベースアップは確実に実感している。「準備さえできれば問題なく、代表内定までいけると思う。

世界選手権は自分の一番を出せるようにしっかりやっていけたらなって思います」と冷静に見据えた。

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