日本ダービー・G1(6月1日、東京競馬場・芝2400メートル)はフルゲート18頭で行われ、北村友一騎手が騎乗した1番人気のクロワデュノール(牡3歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父キタサンブラック)が勝利を飾った。このレース結果を受けて、現役時代に2004年の同レースをキングカメハメハで制している元騎手の安藤勝己氏が自身のX(旧ツイッター)でレース分析を投稿した。
皐月賞2着からのリベンジに成功したクロワデュノールに「パドックから馬場入りまで落ち着きと風格が違ってた。展開も理想どおりで友一の冷静さたるや頼もしかった。勝利騎手インタビューでもなるほどなっていい顔しとった」と鞍上の北村友一騎手をたたえた。惜しくも2着に敗れたマスカレードボールについても「勝ってておかしくないほどのキレ味。左回りだと走りが違う」と指摘。6番人気で3着に入ったショウヘイは「枠の利を活かしたね」と分析している。
また、スタート直後から果敢にハナを奪ったサトノシャイニング(4着)には「決め打ちくらいの逃げ。ホウオウアートマンに来られなければ分からんかったよ。交わされて噛んだのが悔やまれる」と分析。6着に敗れた皐月賞馬ミュージアムマイルは「気持ちが乗りすぎてた。そのあたりが血統なのかな」と敗因について言及した。上位人気では7番人気で8着に敗れたジョバンニは「イレ込みすぎ」、14着と惨敗した4番人気のファンダムは「距離やね。