◆ラグビー リーグワン・プレーオフ決勝 BL東京 18― 13東京ベイ(1日、東京・国立競技場)

 4季目のPO決勝が行われ、昨季王者のBL東京が東京ベイを18―13で下して優勝。トップリーグ(TL)時代の2009―10年シーズン以来、15季ぶりの2連覇。

リーグワンでは初で、TLを通じて史上最多3度目の連覇達成となった。レギュラーシーズンを1位通過したチームが優勝を飾るのも初の偉業を達成した。

 主将のFLリーチ・マイケルは優勝インタビューで「タフな試合だった。クボタも6連戦やってきて、最後までプレッシャーかけてきつかった。本当に勝ってよかった。今季通してディフェンスはプライドもってたので。最後まで守り切ってよかった。東芝らしく『Be Us』(自分たちらしく)でやってきた。よかった。今季ほぼおなじメンバーで戦ってきて支えてくれたファン、ノンメンバーに感謝しかない」と誇らしげに胸を張った。

 先制はBL東京。前半8分、敵陣左サイド深くのラインアウトを起点に攻め、ボールを持ったSOモウンガが自身でトライ。

東京ベイは同16分、SOフォーリーが約40メートルのPGを決めて3点を返した。BL東京は22分、モウンガのPGで加点して8―3。BL東京は敵陣での攻撃が続く中、東京ベイも堅守を発揮。32分にSOフォーリーがPGを決め、6―8とする。前半はロースコアで折り返した。

 後半は7分、BL東京が自陣でのマイボールスクラムから、SOモウンガが約40メートルゲイン。左のWTB森勇登につないでトライ、モウンガがキックも決めて15―6とリードを広げる。東京ベイは後半10分、故意にボールをはたいたとしてWTBヴァイレアがイエローカードの10分間の一時退場。BL東京は数的有利の時間に3点を重ねて18―6とする。

 後半32分、東京ベイ。ここまでPOで被トライのないBL東京の守備をこじ開けたのはCTB立川理道。

敵陣左奥のリスタートからFWで押し込み、右へ展開してSH藤原忍―立川とつないで得点。

キックもきまり13―18と1トライ差に迫る。しかし、BL東京は最後まで粘ってノーサイドの笛。18―13で逃げ切り、リーグワン初の2連覇を達成した。プレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)にはモウンガが選出された。

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