大相撲の元横綱・鶴竜の音羽山親方が1日、横綱・豊昇龍(立浪)が将来的に指導者になる希望を持ってことを歓迎した。この日は東京・世田谷区の総合運動場体育館で行われた、わんぱく相撲に、部屋の力士らとともに参加した。
モンゴル出身の豊昇龍は現役引退後、親方として日本相撲協会に残るためには日本国籍が必要となる。以前から将来的に指導者になる希望を持っており、日本国籍取得の意向を持っている。外国出身の横綱では米国出身の曙、武蔵丸(現武蔵川親方)、モンゴル出身の白鵬(現宮城野親方)、鶴竜(現音羽山親方)、照ノ富士(現照ノ富士親方)が日本国籍を取得。
20年12年に日本国籍を取得し、親方となった音羽山親方は「恩返しという意味でも、横綱になった人が残っていかないと意味がないし、(残らないと)いけないと思う」と語った。自身が指導者の道を志したきっかけについて改めて問われると「もちろん相撲のおかけで今の自分があるから。相撲に恩返しがしたかった。相撲のことしか知らないというのもあるが、自分の知っていることでやっていくことが一番で、何よりの恩返しになる。自分がこれからいい力士を育てていきたい」と、改めて熱い思いを口にした。