◆第75回安田記念・G1(6月8日、東京競馬場・芝1600メートル)

 マッドクール(牡6歳、栗東・池添学厩舎、父ダークエンジェル)は、22年1月のデビュー戦(3着)以来のマイル参戦。年齢を重ねズブさが出てきて、スプリント戦では序盤の追走が忙しくなっている印象を受けるだけに、距離延長がプラスに働きそうだ。

 5月28日の1週前追い切りでは、栗東・CWコースで6ハロン79秒7の好時計。ラスト2ハロンも10秒6―11秒1と力強い伸び脚を披露しており、仕上がりも上々だ。東京は先週からCコースを使用し、馬場の内めは良好な状態を維持。持ち前の先行力が生かせる舞台設定も追い風になる。(戸田 和彦)

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