日体大学長距離競技会兼ニッタイダイ・チャレンジ・ゲームズが1日、横浜市の日体大横浜健志台キャンパス陸上競技場で行われ、青学大の若林良樹(2年)が男子5000メートルで14分4秒36で走破し、京都・洛南高1年時にマークした14分17秒36を4年ぶりに13秒更新した。「4年は長かったです。
今年1月の第101回箱根駅伝5区区間新記録で青学大の連覇に貢献し、2月の別府大分毎日マラソンではで日本歴代7位で初マラソン日本最高&日本学生新(いずれも当時)の2時間6分7秒をマークした若林宏樹さんという偉大な兄を持つ。「以前は兄を意識することもありましたが、今は自分は自分と思えるようになりました」と良樹は笑顔を見せる。
今季の目標について、良樹は「まずは1万メートルで28分台を出すことです。それができたら、駅伝メンバーに絡んでいきたいです」と語る。箱根駅伝については「僕は兄と違って上りは強くないので5区はできません。復路の平坦(たん)な区間を狙っていきたい」と静かに闘志を燃やす。
原晋監督は「高校1年で5000メートルを14分17秒で走っているのだから潜在能力は高い。若様パート2に期待しています」と今春に卒業した若林宏樹さんに続く活躍を熱望した。