◆第75回安田記念・G1(6月8日、東京競馬場・芝1600メートル)

 大阪杯4着のエコロヴァルツ(牡4歳、栗東・牧浦充徳厩舎、父ブラックタイド)は2着に入った2023年の朝日杯FS以来となるマイル戦。山田助手は「変わらず元気で、すごく順調です。

メンバーには強いマイルの馬がいますが、ここでどれだけ通用するか楽しみではあります」と期待する。

 前走の大阪杯は、落鉄の影響がありながらも4角10番手から馬群を割って猛追。勝ち馬と0秒3差まで迫った。同助手は「あの位置からいい競馬をしてくれました。ある程度後ろからでも脚は使えますね」とうなずく。

 オークスを制したカムニャックは同馬と同じブラックタイド産駒。そして、その子キタサンブラックを父に持つクロワデュノールがダービー馬に。今、最も勢いのある血統だ。「この血統は成長力があると思うので。改めて東京の適性がどうかですが、賞金を加算できたら理想ですね」とレースを見据えた。

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