ソフトバンク・王貞治球団会長の出身地、東京・墨田区で「第47回王貞治杯」少年野球大会が1日、隅田公園少年野球場で開幕した。
開会式で山本亨区長は、5月9日に区内で行われた「第1回女子野球タウンサミット」で王会長と対面した際のエピソードを披露。
この「王貞治杯」は、名誉区民の「王貞治さんをたたえ、少年野球の振興を図る目的」(主催者)で行う大会。王少年が小学生の頃に汗を流した日本で最初の少年野球場を舞台に、低学年の部から12チーム、学童の部は15チーム、少年の部からは8チームが参加。優勝チームは、王会長が墨田区とともに名誉区民である目黒区との統一王者決定戦に臨み、学童優勝チームは読売巨人軍主催「ジャビットカップ」チャンピオン大会に墨田区代表として出場できる。
開会式では、墨田区少年野球連盟の佐藤あつし会長(墨田区議会議長)が「王貞治さんは本塁打世界記録で国民栄誉賞を受賞された野球界の偉人。墨田区にいた先輩の背中を追いかけて、墨田区の野球少年たちが世界に羽ばたけるようにと願いを込めた大会。優勝を目指して頑張ってほしい」とスピーチ。連盟顧問の松島みどり衆院議員も「いずれは高校野球、甲子園、そしてこのメンバーのなかからプロ野球選手の誕生を」とあいさつした。