◆プロボクシング▽WBC世界女子アトム級暫定王座決定戦10回戦 同級8位・カミラ・サモラノ―同級4位・岩川美花(14日・メキシコ)

 元IBF、WBO世界女子アトム級王者の岩川美花(41)=姫路木下=が2日、14日にメキシコで行われるWBC世界女子アトム級暫定王座決定戦へ向け、所属ジムで練習を公開した。

 昨年1月に山中菫(真正)に判定負けし、IBF女子世界アトム級のベルトを奪われた。

敗れてからも世界戦に向け、練習は続け、パンチ力とフィジカルを強化。1年半ぶりの世界戦に「このままいけば、ベルトが取れる自信がある」と力強いパンチを披露した。

 相手のカミラ・サモラノ(メキシコ)は11戦11勝(1KO)の17歳。年齢差24歳と2回り離れているだけに、「それだけで話題になる(笑)。人生経験は長いから、生かすしかない」とベテランの意地を見せる。

 岩川の通算戦績は21戦13勝(4KO)7敗1分。

 ◆岩川美花(いわかわ・みか)1983年7月26日、高知・香南市生まれ。41歳。小津高ではバスケットボール選手。世界王者・畑山隆則氏に憧れ、高校卒業後、大阪のアマチュアジムでボクシングを始める。2010年に全日本女子選手権優勝。11年に井岡トレーニングジム(現・井岡弘樹ジム)からプロデビュー。

14年に高砂ジムへ移籍。18年7月に当時のWBO女子世界アトム級王者・池山直(フュチュール)に判定勝ちし、王座奪取。21年4月に姫路木下ジムに移籍した。身長160センチ。右ボクサーファイター。

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