初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰する「ストロングスタイルプロレス」が12日に後楽園ホールで4月21日に90歳で亡くなった“過激な仕掛人”新間寿さんの追悼興行「ストロングスタイルプロレスVol.34 THE 20th ANNIVERSARY“―過激な仕掛人”新間寿追悼興行―」を開催する。
藤波辰爾、ザ・グレート・サスケ、ディック東郷、MIRAIら新間さんと縁があるレスラーが特別参戦する大会。
3月にスーパータイガーを破り奪還した王座。初防衛戦は、新崎人生に決まった。
「どんな試合になるか想像できないですけど、自分はルチャリブレとかはできないので、いつも通りの船木誠勝のストロングスタイルで応戦したいと思ってます。あとこれはコメントでも出したんですけど、新崎選手は自分よりちょっと年上なんですけど、全然肉体的に衰えてない。そこもスゴいなと。肉体をちゃんと維持するための努力というのは自分が一番よく知っています。だから新崎選手も同じように努力してるんじゃないかなと思います。体は嘘をつけないので」
自らと同じようにコンディションを維持している人生への敬意を明かした。
「自分の体と相談をしながら食事とトレーニングをやる。もう体のために1日の生活をしていないと体は維持できないです。
人生とは、2023年6月に後楽園大会でタッグマッチでの対戦した。
「元々バックボーンがアマチュアレスリングで特待選手になるぐらいの実力だったらしいので、レスリングがちゃんとできるなって感じました。だからWWFへ行って怪奇派になりましたけど本当は強いし、あの体なので力もありますよね。あとは何て言うんですかね、普通のプロレスにはないマジック的な形を新崎選手は持ってるじゃないですか。そういう幻想的なことも織り交ぜながら仕掛けてくると思うので、その部分には惑わされないように戦いたいと思ってます。自分はストロングスタイルプロレスの代表だと思ってますので、どれだけ新崎選手が幻想を出してきたとしても、ストロングスタイルでしっかりと迎え撃って、かつ勝ちたいと思います。幻想に打ち勝ちます」
新間さんの追悼興行への思いを明かした。
「自分はちょうど新間さんが出られた時に(新日本プロレスに)入門したので、新日本プロレスの時は知らなかったんです。だからストロングスタイルプロレスになってから新間さんと会うようになりました。
昭和時代のマット界に貢献したレスラー、スタッフが鬼籍に入ることが多くなった。
「自分は本当に昭和生まれで昭和にデビューしている人間なので、その中の一人として最後まで頑張っていきたいと思います。この世界で40年生きてきて、最後の化石みたいな気もしますけど(苦笑)、“まだ俺は生きてるぞ”っていう気持ちはあります」
◆6・12「新間寿追悼興行」全対戦カード
▼メインイベント レジェンド選手権
王者・船木誠勝 vs 挑戦者・新崎人生
▼WメインイベントSSPW認定女子タッグ選手権
王者組・ジャガー横田、藪下めぐみ vs 挑戦者組・DASH・チサコ、鈴木ユラ
▼タッグマッチ30分1本勝負
藤波辰爾、スーパー・タイガー vs 村上和成、ブラック・タイガー
▼タッグマッチ15分1本勝負
ザ・グレート・サスケ、阿部史典 vs ディック東郷、日高郁人
▼ハウスデコpresentsタッグマッチ30分1本勝負
大仁田厚、雷神矢口 vs 間下隼人、関根“シュレック”秀樹
▼15分1本勝負
Sareee vs 花穂ノ利