ラグビーリーグワン2部の花園(旧近鉄)は3日、2シーズン指揮した元日本代表監督の向井昭吾ヘッドコーチ(HC、63)が今季限りで退団すると発表した。昨季2部に降格した花園は今季2部リーグで2位となり入替戦出場も、三重(旧ホンダ、1部11位)にホーム、アウェーで連敗し、1シーズンでの1部復帰を逃している。

 向井HCは退団にあたり、クラブを通じてコメントを発表した。

 「今回志半ばでチームを去るというのは心苦しい判断でしたが、家庭の事情によりチームを離れる事になりました。チームに合流したおり、 

1.ライナーズを強くする 

2.日本代表を1人でも多く輩出する 

3. ダンディな人を創る

という志でチーム作りに励んでまいりました。この方向性についてはライナーズとして間違っていないと信じております。現在、ライナーズは若い選手が多くチームは発展途上です。ライナーズはこれからもっともっと強くなると信じています。

 ファンの皆さまや関係者の方々にはどの試合にも寄り添って叱咤激励を頂き、その声は私たちチームの力になりました。私はこれでライナーズを去りますが、今後ともライナーズへのあたたかい声援を届けて頂けたら幸いです。最後に2年間という短い時間ではありましたが、本当にあたたかいご支援、ご声援をありがとうございました」

 また、向井HCのほか、トウタイ・ケフFWコーチ、ジョン・マルビヒルBKコーチ、ニコラス・ヘンズリーDFコーチ、今里良三アドバイザーらの退団も発表された。

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