大相撲夏場所後に横綱へ昇進した大の里(二所ノ関)が3日、茨城・阿見町にある部屋で稽古を再開した。名古屋場所(7月13日初日・IGアリーナ)へ四股、すり足、腕立てなど基礎運動を行った。

稽古場の木札も横綱の地位に付け替えられたが、「いつもと変わらずやるべきことをやる。基礎基本を忠実にやってまた相撲の番数を増やしたい」とうなずいた。今月は巡業もなく横綱土俵入りをする機会はないが「明治神宮と断髪式でできたので不安はない」と話した。

 9日付で宮城野親方(元横綱・白鵬)が退職する。夏場所優勝後に握手もかわした。「昨日の研修会終わって携帯電話見たらびっくりした」。同親方が主催する白鵬杯に小中時代に出場。「中学時代は全中や都道府県でそこまで成績を残せなかったが白鵬杯を優勝した。海洋高に上がってその勢いのままいけた」と躍進の礎になっていることを明かした。

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