日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長が3日、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督=報知新聞社客員=の死去を受け、コメントを発表した。
全文は以下の通り。
「まずもって長嶋茂雄名誉委員のご冥福を心よりお祈り申し上げます。アテネ2004オリンピックでは残念ながらアテネの地には立てなかったものの、最終予選では野球日本代表を率い、見事1位で突破しました。前年の2003年にはJOC選手強化本部のアドバイザーに就かれ、世界柔道大阪大会などの視察激励に赴いて頂きました。東京2020オリンピックでは、聖火ランナーとして国立競技場に立たれました。この日のために大変なトレーニングを積んでこられたと伺っております。その姿はアスリートの活躍とともに多くの方の心に刻まれました。オリンピック、そしてスポーツに深い愛情を注いでいただいた長嶋茂雄名誉委員の想いを引き継ぎ今後もスポーツ界と社会の発展に尽力してまいります。 以上」
現在、山下会長は23年10月に頸椎(けいつい)を損傷して長期療養中。