サッカー日本代表の森保一監督が3日、オーストラリア戦(5日)を控えた同国・パース市内での日本代表の練習前に取材に応じ、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の訃報に接し、故人をしのんだ。森保監督は「スポーツの価値全体を高めてくださった偉大な方。

本当に残念」などと語った後、以下のように続けた。

 ―生前の親交などは。

 「会ったことはありません。メディア上で見聞きするという状況ですが、私にとってもスーパースターで、野球、スポーツの価値を高めてくださった。そのこととともに、私自身も長嶋さんのような同じようなことはできないかもしれませんが、自分らしく、私はサッカーからスポーツの価値を高めていけるように。そういう思いを持たせてくれた方です」

 ―サッカー界でもスーパースター誕生への思い。

 「野球であっても、サッカーであっても、チームスポーツであります。チーム一丸となって、個人が仲間、チーム、自分たち支えてくれている人のためにということで、頑張るというのはもちろん基本だと思うが、その中で話題性や競技力の発展も含めて長嶋さんのようなスーパースターがサッカーはもちろんですが、他の競技も出てくると、より一層スポーツで、日本が盛り上がると思います。競技力も上がってくるかと思います。サッカー界も長嶋さんのような、スターが生まれてくれることを願っています」

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