日本代表は4日、オーストラリア西部のパース市内で、26年W杯アジア最終予選オーストラリア戦(5日)に向けた最終調整を行った。

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 初招集組や復帰組の選手にとって、W杯メンバーへ食い込むだけのアピールが求められる重要な2連戦となる。

 初招集のMF平河悠(英2部ブリストル)は「この機会を『経験』で終わらせるのではなく、結果を残したり、自分の価値を高める期間にしたい」と静かに闘志を燃やす。

 サイドを切り裂く突破力を武器とする平河は、パリ五輪世代ではノーマークの存在だったが、町田での活躍で頭角を現し、本大会でも活躍した。

 「世代別で入っていくにつれて、A代表への思いも徐々にでてきた。それも相まって海外で活躍したいという思いが強くなって、(英2部への移籍で)一つずつ目標をかなえられている。この1回、チャンスをいただいた時にふがいない結果やプレーで終わりたくない。この1年間、海外でやってきたのを出すのが一番大事」と意気込む。

 森保ジャパンのサイドアタッカーは層が厚い。平河は独特なリズムで“初見殺し”と言われるドリブルや、左右の両サイドで同じレベルのパフォーマンスを発揮できることを強みとしたい構え。「代表だからといって力んだりせず、自分の持っている力をここでも自信を持って出したい」と力を込めた。

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