J2北海道コンサドーレにJ1名古屋から期限付き移籍で加入したDF宮大樹(29)が4日、宮の沢での練習に合流した。軽快な動きと充実の表情で初日を終え「みんなハツラツとしていて入りやすかった。

いい練習ができた」と笑った。

 今季J1福岡から名古屋へ完全移籍するも、出場は5試合にとどまっていた。「名古屋では思った通りにいかない部分もあった。そのタイミングで声がかかって。難しい決断だったが、サッカー的にスムーズにフィットできる印象があった」と新たな挑戦に踏み切った。

 札幌では本職のセンターバックで起用される見込み。J2で3番目に多い29失点を減らすべく「統率力とヘディングではね返し続けるのが自分のストロング。僕が入って勢いをもたらしていけたら」と起爆剤となる心づもりでいる。12位の現状も「J2は夏場が勝負。ここから勢いづけば無理な数字じゃない」。J1昇格だけを信じ、宮が札幌を変えていく。

(砂田 秀人)

 ◆宮 大樹(みや・だいき)1996年4月1日、大阪府生まれ。

29歳。びわこ成蹊スポーツ大から2018年にJ1神戸へ加入。同年4月11日のホーム・浦和戦でリーグ戦デビュー。19年8月にJ2水戸へ期限付き移籍。20年にJ1鳥栖、21年にJ1福岡、今季はJ1名古屋へ、いずれも完全移籍した。J1通算125試合3得点、J2は12試合2得点。186センチ、82キロ。左利き。背番号55。

 ◆J2札幌◇合流 4月20日の藤枝戦(プレド)で左膝内側側副じん帯を損傷したDF朴ミン奎(29)と、右太もも裏痛で5月22日から別メニューとなっていたFW金健熈(30)が、4日に宮の沢で行われた練習を全メニュー消化した。

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