◆2026年北中米W杯アジア最終予選▽第9戦 オーストラリア1―0日本(5日、パース)
【パース(オーストラリア)5日=岩原正幸】日本はオーストラリアに0―1で敗れ、最終予選初黒星を喫した。8人が最終予選初先発を果たすなどフレッシュな布陣で臨んだがゴールを奪えず、終了間際に失点した。
今回初招集されたMF平河悠(24)=ブリストルシティー=は早速右ウィングバックの位置で先発した。チームは無得点に終わったが、パリ五輪世代のアタッカーは左右の足でゴールに迫るシュートを放つなど、存在感を見せた。しかし、あとゴールには惜しくも届かず、「ミドルゾーンまでしっかり運べた中で、もう少しアタッキングゾーンだったり、シュートの本数を増やすとかチームの課題として見つかった。もう少し個人的にもチームを活性化できれば良かったかなと思います」と振り返った。
左のウィングバックには、同じく初招集のFC東京のMF俵積田晃太(21)が先発で出場。ハーフタイムには森保一監督から「俵積田も自分も、特長をもっと出して欲しいっていうのと、自分のところはもう少しピン留めで高い位置を取って欲しい」と、共に指示を受けたことを明かした。日本で行われる次戦へ「最後失点して、0―1で終わるのもサッカーのひとつ。これからもっと試合を重ねて、もっと成長できるようにしていきたいと思います」と気持ちを切り替えた。