◆2026年北中米W杯アジア最終予選▽第9戦 オーストラリア1―0日本(5日、パース)
【パース(オーストラリア)5日=岩原正幸】日本はオーストラリアに0―1で敗れ、最終予選初黒星を喫した。8人が最終予選初先発を果たすなどフレッシュな布陣で臨んだがゴールを奪えず、終了間際に失点した。
日本は今回の最終予選で初の黒星。オーストラリア戦での敗北は2009年の6月17日(1●2)以来16年ぶりとなり、試合にして11試合ぶりとなった。終了間際での失点で負けたこともあり、日本サッカー協会の宮本恒靖会長は「負けたらいけない。相手もしっかり勝ち点を拾う試合をしてくる中、最後の5分、10分というところで出てくる瞬間がある時に、試合をもっとシビアにやる必要があると思う。W杯で勝つことを考えた時に厳しさが必要だと思った」。
この試合では初招集のMF平河悠(24)=ブリストルC=やMF俵積田晃太(21)=FC東京=を筆頭に、新戦力を多く起用した。宮本会長は「それぞれ持ち味を出そうという姿勢は見られた」としつつ、結果に結びつかなかったこともあり、「それが新しい戦力にならないと、チームを底上げしていく上では困る。ただ、彼らとしては結果に結びつけたかっただろうし、チームとしてそれを形にすることが今日はできなかった」と話した。
チームは既にW杯の出場権を得ているが、「消化不良というか。