◆2026年北中米W杯アジア最終予選▽第9戦 オーストラリア1―0日本(5日・パース・スタジアム)

 【パース(オーストラリア)5日=岩原正幸】日本はオーストラリアに0―1で敗れ、最終予選初黒星を喫した。8人が最終予選初先発を果たすなどフレッシュな布陣で臨んだがゴールを奪えず、終了間際に失点した。

 オーストラリアに16年ぶりに敗戦を喫する一戦となったが、この試合では久保建英が後半19分から途中出場し、日本代表で初めて「10」を背負ってプレー。「特に背番号でプレーしているわけではないですけど、ただうまい選手が付ける背番号なんでうれしくあります。自分は(背中の)背番号を見れるわけではないですけど。良かったかな」と振り返ったように、第2次森保ジャパンでは堂安律が背負ってきたが、堂安は今活動で招集外となっており、久保に10番が回ってきた格好だ。

 ドリブルやパスでチャンスメイクし、最大の見せ場は後半35分。ゴール中央での切り返しから右足シュートを放つも惜しくも枠から外れた。この場面について、久保は「決めきらないといけなかった。あれが決まっていれば引き分けだったかもしれない。あれが決まっていれば焦る必要もなくなって、失点もなかったと思う。すごく責任を感じている。余裕があったのであれば、決めるべきだったと思っていました」と猛者した。

 チームは後半45分の失点で0―1で敗戦。

10日に大阪・パナソニックスタジアム吹田でインドネシアとのC組最終戦に臨むが、「負けはさすがに許されないと思う。早い時間で点を取らないと、今日みたいなことになりかねない。ホームでしっかり勝って終われたら」と強い決意を示した。

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