J2藤枝への育成型期限付き移籍から復帰したJ1清水エスパルスのFW千葉寛太(21)が5日、チームに合流した。前線に故障者が続出する中、2日にオファーを受け緊急帰還した下部組織出身のストライカーは「常にこのエンブレムでプレーするためにやってきた。
チームの窮地に奮い立つ。清水はエース・北川航也(28)が1日のC大阪戦で負傷交代。同戦でJ1初得点した郡司璃来(19)も翌日の練習試合で10分プレーした後に退き、ドウグラスタンキ(31)ら助っ人勢も離脱。最短で11日の天皇杯2回戦・J3松本戦から出場可能となる千葉は「最初にチャンスをもらえると思うし、インパクトが必要」と初戦から大暴れを誓った。
今季藤枝では1トップやシャドーで17試合2得点。「プレーの幅は広がった。守備やポストプレーなど求められることもやってチームがうまく回るようにしたい」。この日の練習でも違和感なくプレーしており、秋葉忠宏監督(49)も「試合に出続けていただけにコンディションはいい」と期待を込めた。
藤枝の須藤大輔監督(48)も別れを惜しみつつ背中を押してくれたという。「結果を出して(藤枝にも)恩返ししたい」と、覚悟を持ってピッチに立つ。
(武藤 瑞基)
〇…スロバキア1部「FC DAC 1904 ドゥナイスカー・ストレダ」から加入するDFマテウス・ブルネッティ(25)が練習に初参加後、三保で会見した。