J2札幌DF馬場晴也(23)が、J1柏へ完全移籍することが6日、分かった。同日にも正式発表される。
東京Vの下部組織出身の馬場は、当時J2の東京Vから23年に札幌へ加入。対人の強さと闘争心あふれる特長を生かし、主にボランチとしてプレー。24年パリ五輪代表候補にも選出されていた。今季は開幕2戦目から定位置をつかむも、4月13日に左太もも裏を負傷。患部は完治し、復帰を目指していた過程で柏から声がかかった格好だ。
柏からは昨オフもオファーが届いていた。関係者によれば、当時からリカルド・ロドリゲス監督(49)は馬場の素質を高く評価していた。その思いもあったことから、6月1~10日に設定された特別登録期間となる今回、再度の獲得に乗り出した格好だ。
馬場は昨オフ、1年でのJ1復帰を目指し、札幌への残留を決断した。今回も同様の思いは抱いていたが、2度にわたって獲得に乗り出した柏側の熱意も感じ、熟考のすえ、J1でプレーすることを選択した。