◆プロボクシング▽スーパーバンタム級(55・3キロ以下)契約8回戦 辰吉寿以輝―アリエル・アンティマロ(6月7日・エディオンアリーナ大阪第2競技場)

 元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎の次男で、日本スーパーバンタム級13位の辰吉寿以輝(じゅいき、大阪帝拳)が6日、大阪市内で前日計量を行い、55・0キロで一発パスした。フィリピン同級12位のアリエル・アンティマロも、54・8キロでクリアした。

 寿以輝は昨年12月、東洋太平洋同級王座に挑戦して王者・中嶋一輝(大橋)に2回TKO負け。タイトル初挑戦でプロ初黒星を喫し、その後はガードに重点を置いて練習してきた。減量も「うまくいった」と明るい表情を見せ、「KOでしっかり倒します」と復活を誓った。

 今回の対戦相手のアリエルも、中嶋と同じサウスポー。前回の試合終わりには父・丈一郎氏からは「『サウスポー下手くそやな』って言われた。誰がゆーてんねんってなりました(笑)」と笑った寿以輝。「サウスポー苦手じゃないってところを見せられたら」と意気込んだ。

 ◆辰吉 寿以輝(たつよし・じゅいき)1996年8月3日、大阪・守口市生まれ。28歳。6歳からリズミックボクシングを始め、寺方小時代は父に連れられ大阪帝拳ジムでトレーニング。守口二中を卒業後、高校には進まず2013年、同ジム入門。アマの公式戦出場経験は、なし。

15年4月、プロデビュー。プロ通算16勝(10KO)1敗1分け。身長168センチ。右ボクサーファイター。家族は両親と兄、妻と1男1女。

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