J2ジュビロ磐田は6日、J1湘南とのルヴァン杯プレーオフラウンド第2戦(8日、ヤマハ)に向け大久保で一部非公開調整した。敵地での第1戦(4日)を0―2で落としたため、今戦は2点差以上での勝利が必須。
第1戦は直近のリーグ戦から先発10人を入れ替えて臨んだが、全く歯が立たず完敗した。ジョン・ハッチンソン監督(45)は「選手はローテする」と中3日の今回は主力投入を示唆。その上で「1点ずつ決めていく」と本拠での逆転を誓った。
選手も思いは同じだ。ここまでリーグで6アシストを挙げているMFクルークス(31)は「ひっくり返せる点差。個人的にもハードワークして裏を取るなど攻撃で貢献したい」と表情を引き締めた。助っ人は第1戦での運動量不足を指摘。「高めればチャンスをつくれる」と自信を見せた。
今季は右MFを務める自身と左MFの倍井謙(24)が攻撃の生命線となっている。「彼がいて、自分がいる。相互関係が良くなっている」とサイド攻撃に活路を見いだす構え。
(武藤 瑞基)
◆ルヴァン杯プレーオフラウンド ホーム&アウェーで争われ、2試合で勝利数が多い方がプライムラウンドに進出する。勝利数で並んだ場合は〈1〉2試合の得失点差〈2〉第2戦終了時に15分ハーフの延長戦〈3〉PK戦の順で決定。プライムラウンドは、プレーオフラウンドの勝者4チームと、クラブW杯など別大会に出場するJ1浦和、神戸、川崎、横浜Mを加えた8チームで今秋に開催される。
〇…ベルギー1部・アンデルレヒトのFW後藤啓介(19)が古巣・磐田の練習に参加した。久しぶりに大久保のピッチで体を動かし、かつての仲間と旧交を温め「最高です」と笑顔。23年末に期限付き移籍し、24年末には完全移籍に移行。今季はトップチームでも躍動し、7戦2得点を記録した。「体の当て方、ボールキープはうまくなったと思う」。今月中旬には離日予定。A代表入りを目指し、再び海外で鍛え上げていく。