女優の戸田恵子が12日、東京・新宿ピカデリーで行われた映画「それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!」(6月27日公開)の完成披露試写会に出席した。

 シリーズ36作目となる今作は、主題歌「アンパンマンのマーチ」の代表的な歌詞「なんのために生まれて なにをして生きるのか」がテーマ。

空から落ちてきた不思議な少年・チャポン(蒼井優)がアンパンマンと出会い、ヒーローになりたいと願う物語だ。

 「アンパンマンのマーチ」は、アンパンマンの声優を担当する戸田にとっても特別な1曲。戸田は「落ち込んでいるとき、夜お風呂で歌うと泣けてくるんですよね。今回の作品でも決めるのは誰なんだ、という問いかけがあります。大人の方も一緒に考えてほしいです」と力を込めた。

 放送中のNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~金曜・前8時)では、同曲の作詞も手掛けたアンパンマンの作者・やなせたかしさんの半生が描かれている。司会者から心に残っている言葉を聞かれた戸田は、やなせさんとの思い出を回顧。「やなせ先生は『人生は喜ばせごっこだ』と言っていたのを心に刻んでいます。『苦しんでいる、悩んでいることがあったら、人が喜ぶことをおやりなさい』。なかなかうまくいかない時もありますが、心に念じてやっていこうと思っています」。恩師の教えを今も大切にしていることを明かした。

 ゲスト声優を務めたお笑いコンビ・南海キャンディーズの山崎静代から「好きなパンは?」と質問されると、「一応あんぱんと言っておかないと」と苦笑い。

というのも、あんぱんを差し入れなどでよくもらうそうで「昔から好きでしたが、こんなに食べるとは。横浜のアンパンマンミュージアムのキャラクターパンはよく食べます。周りのみんながあんぱんを遠慮するので、あんぱんを食べますが、『共食い』と言われます」と笑い飛ばした。

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