【巨人】先発・山崎伊織、８回無失点好投　両軍譲らず０―０の引き分け　 (2025年6月12日)

◆日本生命セ・パ交流戦 ２０２５ ソフトバンク０―０巨人＝延長１２回引き分け＝（１２日・みずほペイペイドーム） 巨人・山崎伊織とソフトバンク・大関友久の両先発投手の投手戦で０－０で進んだ試合は、そのまま延長戦に入ったが、両チームとも得点が奪えないまま延長１２回引き分けに終わった。 山崎は１回２死から現在パ・リーグの打率トップ・柳町達外野手に左中間二塁打を打たれたが、近藤健介外野手を遊ゴロに打ち取り無失点の立ち上がり。２回、３回、４回はいずれも３者凡退。５回は１死から三塁内野安打を許したが後続を打ち取り無失点を続けた。 打線はソフトバンクの先発左腕・大関友久投手に５回までノーヒット、６三振を奪われ１人の走者も出せずパーフェクトに抑えられていたが、６回、先頭の増田陸内野手がチーム初安打となる右前打で出塁。しかし、リチャード内野手の初球にスタートを切り二塁盗塁失敗。後続も倒れ、結局３人で攻撃を終えた。 巨人は７回１死から途中出場のキャベッジ外野手が左中間を破る二塁打を放ち、初めて得点圏に走者を進め、２死から丸佳浩外野手の四球で一、二塁としたが、岸田行倫捕手は投ゴロに倒れた。 山崎は６回２死から今宮健太内野手に右前打されたが、柳町を二ゴロ。７回は１００球を超えたが、３者凡退と好投を続けた。 巨人は８回２死から、リチャード内野手の代打・門脇誠内野手が四球で出塁。オコエ瑠偉外野手が右前打でつなぎ一、二塁としたが、泉口友汰内野手は空振り三振に打ち取られた。 山崎は８回、先頭の栗原陵矢内野に右前打、送りバントで１死二塁とされたが、スタメンを外れていた代打・周東佑京内野手を三ゴロ、野村勇内野手を空振り三振に仕留め、この回までで降板したが、８回を４安打無四球７奪三振、１２０球で無失点の好投だった。 ９回は大勢投手が登板し、２死から近藤を右前打で出したが、中村晃外野手を二ゴロに打ち取り、０－０のまま延長戦に入った。 巨人は大勢に代わって延長１０回は中川皓太投手がマウンドにあがり、１死から途中出場の牧原大成内野手を投手内野安打で出塁させ、送りバントで２死二塁とピンチを迎えたが、途中出場の周東を空振り三振に打ち取り、踏ん張った。 打線は延長１０回、ソフトバンクの２番手・杉山一樹投手に３者凡退。延長１１回も３番手・藤井皓哉投手に３者凡退に抑えられた。 巨人は延長１１回のマウンドに田中瑛斗投手を送り、内野ゴロ２つで２死となったところで、５番手でバルドナード投手が登板し、柳町を空振り三振に抑えた。 延長１２回はソフトバンクの４番手・オスナ投手に２死から丸佳浩外野手が左前打を放ったが、後続が倒れ巨人の勝ちはなくなった。 延長１２回裏は守護神・マルティネス投手が登板し、先頭の近藤に四球、送りバントで１死二塁とされ、山川穂高内野手を空振り三振。代打・秋広優人内野手を四球で歩かせ２死一、二塁となったが、嶺井博希捕手を空振り三振に打ち取り、引き分けに持ち込んだ。マルティネスは開幕から２６試合連続無失点をマークした。