大相撲名古屋場所(7月13日初日・IGアリーナ)で新入幕が有力な十両・琴栄峰(佐渡ケ嶽)が13日、千葉・松戸市の部屋で、11番相撲を取った。

 大関・琴桜(佐渡ケ嶽)との三番稽古(同じ相手と相撲を取る)に5戦全敗。

「今日も大関に胸を出していただいて、いい経験になった。立ち合いで弾かれていたので、どうにかつかんでいかないといけない。(幕内は)圧力のある人ばかりなので、うまく考えながらやれたら。(琴桜との稽古は)前に比べると自分の立ち合いはできているが、やっぱりその後に組み止められたりしている。そこで中に入って、どんどん攻めないと相撲は取れない」と振り返った。

 西十両7枚目だった夏場所は11勝を挙げ、名古屋場所での新入幕が有力。「とにかく1番でも多く勝って、勝ち越しを目指したい。そこは十両の時と変わらず、先を見ても仕方がないので、一番一番に集中して、いい相撲を取っていきたい」と語った。また兄の琴勝峰(佐渡ケ嶽)と近い番付が予想され、兄弟並んでの土俵入りの可能性があることには、「それもとても楽しみ」と笑みを浮かべた。目標としていた幕内の舞台へ、30日の番付発表での吉報を待つ。(大西 健太)

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