俳優の小池徹平が13日、ミュージカル「ある男」(脚本・演出、瀬戸山美咲)の大阪公演を、大阪・毎日放送でPRした。

 2018年に読売文学賞を受賞した芥川賞作家・平野啓一郎氏の長編小説が原作。

事故で亡くなった男(以下:X)が戸籍を偽っていたことから始まる。Xはなぜ他人になりすましていたのか。人は何をもって「個人」として存在するのかを表した感動ヒューマンミステリー。22年には妻夫木聡主演で映画化されている。

 小池はX役で、ダブル主演の城戸章良役・浦井健治と8年ぶりの共演。2017年にはミュージカル「デスノート THE MUSICAL」で小池がL、浦井が夜神月を演じた。「今度また『デスノート』やると知って、しかも今度は人間じゃないし(死神リューク役)。どんだけ役の幅を広げて進化し続けるんだろうなと。僕は途中から(演劇界に)入った人間で、劇団に入っていたわけでもないのに受け入れてくれて。同志として『一緒に成功させようね』っていう懐の大きさも、人間としても信頼できる大好きな役者さん」と浦井を褒めちぎり「褒めすぎましたかね、健ちゃんのこと。やめてくれと言われそう」と照れ笑いを浮かべた。

 今回、8年ぶりの共演となるが、共通の“キーパーソンX”を介して、お互いの情報は知り尽くしているのだとか。

「お世話になってる整体師の方が一緒。聞いてないのに健ちゃん情報を言ってくれる。地味にこまめにアップデートしてるので、めっちゃ久しぶりだねと言う感じは全然なくて『どう。最近いい感じで車乗ってる?』みたいな感覚」と息ぴったりの演技が見られそうだ。

 大阪公演は9月12~15日にJR大阪駅直結の「SkyシアターMBS」で。

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