お笑いコンビ「ニューヨーク」の屋敷裕政と嶋佐和也が、コンビ結成史上最大規模の単独ライブ「将来の夢」(8月15日、東京・IMM THEATERで開幕)へ向け、都内で取材会を行った。

 IMM THEATERでの公演を皮切りに、全国7都市23公演を開催。

今年は史上最大の延べ1万5000人を動員予定となる。

 これまで単独ライブ全公演ソールドアウトの経験がないというニューヨーク。嶋佐は「本当にいい加減にしてほしい。今回は全公演ソールドアウトを目指したい」と意気込む。

 昨年はチケットが売れず、自身のYouTubeチャンネルで土下座してお願いしたコンビ。「もう今年はそんなことしたくない」と屋敷は「去年なんか地方で平日公演とかわけわからんことしてたんで、今年はそれをできるだけなくしました。できるだけ週末にした」と作戦を話した。

 今年の単独ライブのタイトルは「将来の夢」。子供の頃の夢は「漫画家」(嶋佐)、「らーめん屋」(屋敷)だという。

 現在の夢について屋敷は「かっこいい70歳ぐらいの人を見ることがちょいちょいある。片岡鶴太郎さんだったり、高田純次さんだったり、そういうかっこいい年の取り方をしたいと漠然とずっと思ってますね」と話す。

 一方、嶋佐は「ちゃんと資産を形成したい。

まだまだ全然ないんで。もっとがっちり資産を形成したうえで、安心して攻めたい」と語った。

 今年で結成15周年。M―1グランプリのラストイヤーとなる年だが、ニューヨークは2021年を最後にM―1には出場していない。今後の賞レース出場についても「今のところ考えてない」(屋敷)という。

 では、ニューヨークの原動力は何か。「皆さんにやっぱおもろいなと思ってもらいたい。芸人にもまだまだおもろいって思われたい。それしかない」と屋敷。「とにかくいろんな人に一回でも見てもらいたい。いろんな世代の方々が、一回ぐらいは自分たちのネタを見たことある状態になれば」と嶋佐。ニューヨークは攻めの姿勢を貫き続ける。

(瀬戸 花音)

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