ドジャースに朗報　離脱中投手陣が復帰へ続々前進…グラスノー実戦形式登板、有望株昇格も (2025年6月14日)

◆米大リーグ ドジャース―ジャイアンツ（１３日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム） ドジャース・大谷翔平投手（３０）が１３日（日本時間１４日午前１１時１０分開始予定）、首位攻防３連戦初戦となる本拠地・ジャイアンツ戦のスタメンに「１番・指名打者」で名を連ねた。ここまで今季ワーストの９試合、４２打席連続で本塁打が出ていないが、１０試合ぶりの一発に期待がかかる。先発のマウンドには山本由伸投手（２６）が上がる。 試合前には故障者に動きが続々とあった。右肩炎症で４月２８日（同２９日）に負傷者リスト（ＩＬ）入りした昨季開幕投手のグラスノーが、ライブＢＰ（実戦形式の練習）で登板。２０球ほどを打者相手に投げた。ロバーツ監督は「非常によかった。球速もあり、空振りも取れて、フォームも安定していた。本人も非常に興奮していた。非常に前向きな内容だった」と太鼓判を押した。今後はライブＢＰで球数を増やして復帰を目指していくという。 さらにサイ・ヤング賞２度ながら４月３日（同４日）に左肩違和感でＩＬ入りした左腕のスネルはブルペン入り。すでにブルペンでの投球練習を再開させているが、指揮官は「直球を２０～２５球ほど投げたけどキレがあって非常にいい内容だった。次回は変化球も投げる予定」とホッとしたような表情を見せた。４月１９日（同２０日）に右前腕張りでＩＬ入りした救援右腕のトライネンもブルペンで投球練習。球宴後に復帰する可能性が高いとした。 さらに２３年に４勝を挙げ、昨年右肘トミー・ジョン手術を受けた２５歳の有望株右腕・シーハンがマイナーですでに４登板で防御率３・９７。ロバーツ監督は「現時点ではシーハンの今後についてどうするかを検討しているところだ。投球内容はスコアほど悪くはなかったので、もう一度登板が必要なのか、チームに合流させるかは内部で今後１～２日以内に最終決定を下す予定」と近日中に昇格する見込みであることを明かした。 一方で佐々木朗希投手（２３）はアップデートがなく、ブルペンでの投球練習再開は白紙。開幕からローテを守っているのが山本、メイの２人だけで、いまではローテに定着しているのが山本、メイ、カーショーの３人だけという苦しい状況だが、少しずつ見通しが立ってきた。