山本由伸「点の取られ方もすごく悪かった」自己最多５四球＆満弾被弾の５回途中５失点ＫＯで５敗目 (2025年6月14日)

◆米大リーグ ドジャース２―６ジャイアンツ（１３日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム） ドジャース・山本由伸投手（２６）が１３日（日本時間１４日）、大谷翔平投手（３０）も「１番・指名打者」でスタメン入りした首位攻防３連戦初戦となる本拠地・ジャイアンツ戦に先発したが、５回途中６安打５失点で降板して５敗目（６勝）を喫した。５四球はポストシーズンを含めたメジャー３６登板でワーストだった。 山本は「なかなか狙ったところ投げられず、ランナーをためてしまったので。そこで一発打たれましたけど、その前にフォアボールでランナーをためてしまったところが反省点。点の取られ方もすごく悪かったですし、一球一球の内容も納得いくものではなかったので、早く調子を能力戻して、いいピッチングをこうしていこうと。気持ち的には切り替えようと思っていたんですけど、なかなかこう修正できず。最後までいいピッチングができませんした」と悔しさをにじませた。 初回に１死からアダメズに右翼席へソロを被弾して先取点を献上。２回は安打と四球で１死一、二塁のピンチを迎えたが後続を打ち取って踏ん張った。すると２回裏にパヘスの右犠飛で同点。だが、３回にはメジャー自身初の１イニング３四球で２死満塁のピンチを迎えると、シュミットに左翼席へ満塁本塁打を浴びた。球審の際どいコースの判定にがっくりするシーンもあり、被弾した際にはグラブを自らの脚にたたきつけて悔しさをあらわにした。３回は１イングで４３球。うちストライクは１９球、ボールは２４球と制球に苦しんだ。 それでも４回はこの試合初めての３者凡退。５回は連打と死球などで２死一、二塁となったところで球数が「１０２」となってマウンドを降りた。ジャイアンツ先発右腕・ウェブとのエース対決だったが、球審との相性も悪い不運もあってがっくりだった。 ドジャースはジャイアンツに敗れてナ・リーグ西地区の同率首位に並ばれた。大谷は２三振を喫するなど４打数無安打で連続試合安打が「８」で止まり、今季ワーストの１０試合、４６打席連続本塁打なしとなった。