◆柔道 世界選手権 第2日(14日、ブダペスト)

 男子66キロ級で五輪2連覇の阿部一二三(パーク24)が3位決定戦に臨み、勝利。準々決勝でゼボフ(タジキスタン)に敗れて日本男子単独最多5度目の優勝は逃していたが、五輪王者の意地で表彰台は守った。

 準々決勝で喫した海外選手への黒星は、個人戦では2019年2月以来約6年ぶり。出発前、「状態としてはいい」と語っていたが、五輪経験はなく世界の表彰台もない伏兵にまさかの敗戦を喫していた。2028年ロス五輪への第一歩と見据えていた今大会、厳しい再出発となったが最後は白星締め。「目指しているのは、ロス五輪で3連覇」という偉業に向け、課題と収穫ある大会となった。

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