JFLのアトレチコ鈴鹿の元日本代表FW三浦知良が15日、アウェーのYSCC横浜戦でベンチ入り。2―0の後半38分から大歓声に包まれながらキャプテンマークを巻き途中出場を果たし、自身が持つリーグ最年長出場記録を58歳109日に更新した。

 カズは今季負傷で出遅れたが、6月1日の第10節マルヤス岡崎戦で今季初のベンチ入り。ベンチ入りから3戦目のこの試合で今季初出場を果たした。試合への出場は昨年11月24日のマルヤス岡崎戦以来。ゴールを決めた場合は、22年11月12日のFC大阪戦(当時JFL、1●2)以来3年ぶりとなる。

 この一戦が行われたニッパツ三ツ沢球技場は、15シーズン以上プレーし、現保有元でもある横浜FC在籍時に何度もプレーした地だ。三ツ沢での公式戦出場は21年5月5日のルヴァン杯1次リーグ第5節の湘南戦(1△1)以来、4年ぶり。リーグ戦での出場は20年最終節の横浜FM戦(3〇1)以来、5年ぶりとなった。

 キングはかねて親交のあった長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督(享年89)が今月3日に死去した際には、追悼コメントを発表。自身が25歳の時に対談した長嶋さんへ「『サッカー界の長嶋茂雄のような存在になりたい。』これからJリーグが創設されようという頃、憧れにとどまらない決意にも似た思いで、取材時にそう答えていたのを思い出します」などと悼んでいた。

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