俳優の横浜流星が主演するNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜・午後8時)の第23話が15日に放送され、世帯平均視聴率が8・8%を記録したことが16日、分かった。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)
初回は12・6%でスタートした今作。
大河ドラマ64作目となる同作は日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き、時にお上に目を付けられても面白さを追求し続けた「江戸のメディア王」蔦屋重三郎の生涯を笑いと涙と謎に満ちた物語として描く。連続テレビ小説「ごちそうさん」(2013年)や大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017年)などを手がけた森下佳子氏が脚本を担当。NHKドラマ初出演の横浜が主人公を演じる。語りは蔦重らを見守る吉原の九郎助稲荷(くろすけいなり)として出演の綾瀬はるかが担当する。
第23話は「我こそは江戸一利者なり」。蔦重(横浜流星)が手掛けた狂歌の指南書などが売れ、耕書堂は大注目の本屋に。一方、誰袖(福原遥)は、直接オロシャと取り引きするよう廣年(ひょうろく)を口説くが…という展開だった。終盤には、のちに蔦重の妻となる、てい(橋本愛)が初登場した。
放送後、公式インスタグラムでは「蔦重推しの女将三人組 マツ役 伊藤かずえ さん タケ役 ベッキー さん ウメ役 福田麻貴 さん ていがお世話になっている和尚 覚圓役 マキタスポーツ さん」と次回に登場する新キャストのふん装姿がアップ。ベッキーは人生初となるグレーのカラコンを入れて町娘になりきったそう。
なお、次回22日は東京都議会議員選挙の開票速報のため、午後7時14分からの前倒し放送となることも発表された。