フジテレビは16日、“月9”ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」(月曜・後9時)がクランクアップしたことを報告した。ダブル主演を務めた女優・小泉今日子と俳優・中井貴一は抱擁して奮闘をねぎらった。
年明けの1月初旬真冬の青空の下、ドラマの舞台でもある鎌倉市内でクランクインした「続・続・最後から二番目の恋」。ダブル主演の小泉今日子&中井貴一を筆頭に、坂口憲二、内田有紀、飯島直子ら主要キャストが4月某日に都内のフジテレビ湾岸スタジオにおいて主要セットである「カフェナガクラ」に集まり、約4か月にわたるドラマ全体の撮影が無事終了した。クランクアップセレモニーでは、本作への思いを込めたそれぞれのコメントが飛び出した。
長倉和平役・中井貴一は「よく“家”というのは、建物だけではなくて、中に人が住まないとその家は呼吸をしないと言いますが、はじめてここのセット(カフェナガクラ)に戻ってきたときに、こんなに冷たい感じだったかなという風に最初は思ったのですね。でも、そこに長倉家のキャストとスタッフが入ったときに、このセットがすごく呼吸し始めたというか。温かく動きはじめたことを感じて、しみじみとしたことがありました。そして、僕にとってはキョンちゃん(小泉今日子)は、本当に最高のパートナーだと思っています」と語る。改めて小泉本人へ向けて「本当にあなたは最高のパートナーだと思います。ありがとうございました」と重ねて思いを伝えた。最後に「みなさん本当にお疲れ様でした!」と一礼し、共に駆け抜けた仲間たちへ感謝の意を伝えた。
そして、「以上のシーンをもちまして、出演者のみなさまオールアップです!」というスタッフの声が響くとセット全体にカラフルな照明が彩られる中、大きな拍手に包まれたのは、吉野千明役・小泉今日子。中井とともにダブル主演を務めた数か月にわたる撮影を同時に終了。
また、一足先にクランクアップを迎えたのは、水谷典子役・飯島直子だった。制作陣のクランクアップの掛け声が現場に響き渡ると、駆けつけた小泉今日子が飯島に歩み寄り「お疲れ様でした!」と熱い抱擁。続けて、中井貴一からも花束が送られ、飯島は「みなさんの登場にビックリしました!」と涙ながらにリアクション。「11年経って、またこうやって一緒にみなさんと仕事ができて本当に感無量です。反省点もたくさんありますので、またこの機会を作っていただいて、それまで一生懸命に精進して戻って参りますので、ぜひよろしくお願いします!本当に楽しい現場でした。最高のチームでした!本当にありがとうございました」と飯島が演じる役どころの典子とは違ったしおらしい表情で感謝を述べ、涙ながらに撮影を終えた。
続いて、最終話に登場する鎌倉の現場でクランクアップを迎えたのは、長倉万理子役・内田有紀。
続いて、フジテレビの湾岸スタジオで撮了を迎えたのは、本編中に登場する「カフェナガクラ」の店主を務める長倉真平役・坂口憲二。クランクアップと同時に、間髪入れずに花束と共に坂口に抱きついたのは内田。
同作は小泉演じるテレビプロデューサー・吉野千明と、中井演じる市役所職員・長倉和平の恋の物語。第1弾が2012年1月期に「木10」枠で放送され、第2弾も14年4月期に「木10」枠で放送。11年ぶりの続編となる今回は初めての「月9」枠だ。16日に第10話が放送される。