大谷翔平の６６３日ぶり投手復帰最初の打者は元本塁打王濃厚、きょう４安打の大暴れ…２番以降も強打者 (2025年6月16日)

◆米大リーグ ドジャース５―４ジャイアンツ（１５日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム） ドジャース・大谷翔平投手（３０）が、１６日（日本時間１７日）の本拠地・パドレス戦で先発登板することが１５日（同１６日）、球団公式ＳＮＳで発表された。エンゼルス時代の２３年８月２３日（同２４日）以来、６６３日ぶりのマウンドで、ドジャース移籍後初の登板となる。 当初は７月１５日（同１６日）にアトランタで行われるオールスター後の復帰登板が有力とされていた。５月２５日（同２６日）の敵地・メッツ戦前に初めてライブＢＰ（実戦形式の練習）で登板すると、これまで３度登板。６月１０日（同１１日）にはこれまでで最多の４４球を投げた。大谷は前日１４日（同１５日）に「十分試合で投げられるレベルには近づいているなと思っています」と話していた。 １、２イニングの短いイニングの登板が確実。注目される対戦打者はタティスアラエス、マチャドが１～３番に並ぶことが濃厚だ。１番のタティスは２１年に４２発で本塁打王。今季はここまで１３本塁打、３０打点、打率２割７分７厘をマークしている。この日の敵地・ダイヤモンドバックス戦では５打数４安打１打点の大暴れ。調子を上げている。 ２番のアラエスは３年連続首位打者で、昨季大谷の３冠王を阻止した男。今季は打率２割７分４厘だが、今季まだ５三振と三振が異常に少ないのも特徴だ。３番のマチャドは通算３５２発の長距離砲。今季は１０本塁打だが、打率３割１分６厘と好調で、勝負強さも兼ね備えている。大谷は復帰戦でいきなり強力トリオと対戦する。 過去の対戦成績はタティスこそ３打数無安打に抑えているが、アラエスは６打数２安打、マチャドは２打数２安打１四球と打ち込まれている。