JリーグYBCルヴァン杯プライムラウンドの組み合わせ抽選会が16日、都内で行われた。アジア・チャンピオンズリーグエリート(ACLE)の参戦により、プライムラウンドからの参加となる横浜FMは準々決勝で柏と対戦することが決まった。
1995年に横浜フリューゲルスでプロデビューした波戸氏は、同クラブの消滅により99年から横浜FMに入団。2004年の途中までサイドバックの主力として活躍した。10年に古巣に復帰すると、11年に現役引退をした。
古巣の横浜FMは現在J1で最下位。J1残留圏内の17位まで勝ち点6差と、かつてないほど苦しんでいる。瀬戸氏も2001年に最終節まで残留争いを経験し、クラブ史上最大の危機を乗り越えた経験がある。その年はリーグ戦は苦戦したが、当時のナビスコ杯で優勝。波戸氏も「マリノスも歴史上、2001年にタイトルを取ったときも、リーグ戦難しい状況の中でも1つずつ勝ち進んでいって、最後は頂点に立てた。
注目選手には17歳のFW浅田大翔を指名。U―17日本代表にも選ばれた有望株に「この前リーグも出ましたけど、そういう若い新たなヒーローが出てこないとマリノス的にも勢いが出てこない。そういう若い選手の力がピッチに立ったときのチームを助けるプレーとか、そういうヒーローになってくれればと思います」と今後の起爆剤になることを期待した。
対戦相手の柏OBの林陵平氏は「マリノスはチームとして難しい時期を過ごしていると思う。リーグ戦と違ってまたトーナメントは違うゲームで難しさがある。でも、柏はやっているスタイルがはっきりしている。自分たちのやり方、相手に合わせたプランがあると思うので、自信を持ってやれると思います」と話した。