J1町田は17日、東京・町田市内で公開練習を行った。前節の湘南戦(2〇1)は一度追いつかれながらも、試合終盤に勝ち越して勝利をつかんだ。
古巣と今季2度目の対戦となる昌子は、今季J1最多のセーブ総数(57回)とクリーンシート(無失点)の総数(9試合)を誇るGK早川友基に言及。2023年の鹿島在籍時に共闘した守護神について問われると、「ハヤは僕がやった時から、こいつすげーな、とは思っていましたけど、さらに(成長した)。若いですけど、円熟味というか、キーパーですけど統率というか、リーダーシップを兼ねそろえてきているなと思う」と称賛した。
GKへの信頼から守備の仕方も変わると昌子は語る。元日本代表で現在鹿島のGKコーチも務める名守護神の曽ケ端準氏と組んだ際には、「強気に前から行けたり、案外2対2で守るときでも、僕と(植田)直通がいたときもそうですけど、2人で守るから、くらいでいた。それが出来るのはやっぱり後ろにソガさん(曽ケ端氏)がいたからなんですよね」。曽ケ端氏の他にもかつて共闘した、鹿島で3年間ともにした元韓国代表GKクォンスンテ氏、G大阪時代(20~22年)の同僚である元日本代表GK東口順昭、日本代表でともにプレーしたGK川島永嗣、現在チームメートの日本代表GK谷晃生らの名前を挙げると、「そういうフェーズにもしかしたらハヤも入ってきているんじゃないかなと思う。迷ったシュートじゃ入らない。
アウェーで行った5月3日の第14節(0●1)は、前半はシュート本数0本、ボール支配率も33%にとどまるなど苦戦。後半は修正したものの、前半に失った1点を取り返すことは出来なかった。ただ、敗れたものの「(今回も)そんなにうまく行くとは思っていないですけど、後半は僕らのペースだったと思いますし、少なからずそのイメージは残っている期間というか、そんなに空いてない」と、シュート7本を集中させあと一歩にまで迫った後半の展開に自信を見せると、「僕らも今回ホームでやりますし、勢いに乗っていけるように、はなから飲み込めるようにやっていけたら」と言葉に力を込めた。