J1町田は17日、東京・町田市内で公開練習を行った。前節の湘南戦(2〇1)は一度追いつかれながらも、試合終盤に勝ち越して勝利をつかんだ。
鹿島は現在J1で1位。得失点差はリーグ1位の14点で、攻守ともに高い完成度を誇る。町田も5月3日の第14節(0●1)で対戦した際は、前半はシュート本数0本、ボール支配率も33%にとどまるなど苦戦した。さらに、前回の試合は現在J1得点王(12点)のFWレオセアラが復帰明けで途中出場だったが、今回はエースのFW鈴木優磨とともに先発で出場する可能性が高い。
岡村は両選手の対策について「(レオセアラは)バランスの取れたいい選手ですし、得点感覚が鋭い選手。シュートを打たせないこと、ペナルティーエリアに入らせないことはケアしていきたい。(鈴木)優磨はボールをもらいに落ちにいくのが多いので、あまりつかまえずに受け渡していく。あと、レオセアラは体を張ったり起点になる選手なので、しっかりと密着して相手の自由を奪ってプレーさせるのも大事かなと思います」と語る。その上で、湘南戦の分析でボール奪取の位置が相手よりも30mほど前で奪えていたといい、「しっかり球際をタイトに、前からプレッシャーをかけて、ショートカウンターだったり、相手に威圧をかけていくことがうちの戦い方。
この日の練習場の気温は34度。湿度も高い中、精力的にトレーニングを行った。昨季まで札幌で4年プレーした岡村は、「東京の夏は久しぶりなのでなめていましたね。(20年まで在籍の)群馬の時も暑かったですけど、これはまたちょっと違った暑さですね」と語る。温泉とサウナをコンディション調整の一環で利用する岡村は、今後の暑さ対策にもなる考えを述べると「この暑さを味方につけるかで非常に変わってくるとも思いますし、自分たちが暑さを何とも思わずにプレーすることが出来れば相手よりも十分に有利に試合を運べる」と話した。