韓国やアジア圏で人気沸騰中の男性K―POPバーチャルアイドル「PLAVE」が17日、日本デビューシングル「かくれんぼ」(配信中、7月9日CDリリース)の発売記念ショーケースを都内で行った。

 16日にデジタルリリースで日本デビューし、今回が日本で行う初のワンマンイベント。

5人全員で作詞・作曲、振り付けを行うセルフプロデュースグループで、バーチャルアイドルの枠を超えたクオリティーの高いパフォーマンスが持ち味。ライブ中の歌唱、メンバーの動きや表情はモーションキャプチャーでリアルタイムに表現されている。

 「アステルム」というバーチャル空間で、「テラ(地球)」にいるPLLI(プリ=ファンネーム)とコミュニケーションを取る―という世界観で活動。この日のステージでも、宇宙船のような乗り物に乗って登場し、NOAHは「ポータル(アステルムとテラをつなぐ道)があるから、どこへでもすばやく移動ができます。『日本は第二のふるさと』です!」と日本の音楽番組でレクチャーされたキラーワードで笑みをみせた。

 会場には抽選で当選した2000人のPLLIが集結し日本デビューの喜びを分かち合った。ステージでは「かくれんぼ」など3曲に加え、藤井風ら日本アーティスト楽曲のカバーも披露。NOAHは「きょうは一生忘れられない日になりそうです」と感激しながら話すと、BAMBYも「これからも僕たちと一緒にたくさんの思い出を作っていきましょう。約束だよ!」と語りかけた。渾身の「かくれんぼ」のパフォーマンスに涙するPLLIの姿もみられた。

 グループの魅力について、HAMINは「作詞、作曲、振り付けだけでなく、直接ステージの演出まで参加して、これまでになかったステージを作るためにベストを尽くしています。一番の魅力はメンバー全員が面白いところです」とおちゃめにコメント。

BAMBYも「僕たちの自然で、人間味あふれる姿が魅力。初めてご覧になるみなさんも『宇宙人なのにどうして親しみがあるんだろう?』と思うんじゃないか。メンバー同士すごく仲がいいので、ポジティブなエネルギーがチームワークにつながっていると思います」と胸を張った。

 PLAVEは8月から初のアジアツアーをスタート。11月1、2日には日本公演も予定されている。今後の活動について尋ねられると、EUNHOは「僕たちPLAVEのバンドサウンドをもっと深いロックのジャンルに発展させた曲に挑戦したい。僕たち独自のカラーをもっと研究しながら打ち出していきたい」と意欲をみせた。

 リーダーのYEJUNは「これからはPLAVEをステージの上でもっとたくさん見ていただける。日本で初めての単独コンサートができるのがとてもワクワクしています」と笑顔。「アニメーションの主題歌をプロデュースしたい。僕たちのバンドサウンドと合うと思います。あとは有名なアーティストとの方々ともコラボしたい。

日本でしたい活動がたくさんあります!」と夢を語った。

 ◆PLAVE(プレイブ)YEJUN、NOAH、BAMBY、EUNHO、HAMINからなる5人組バーチャルグループ。グループ名は「Play」と「Reve(夢)」を組み合わせたもの。「HYBE JAPAN」が日本国内におけるアーティスト活動を支援している。「かくれんぼ」は韓国でもすでに人気を博しており、発売24時間で270万ストリーミングを突破。韓国の配信サービス「Melon」で日本語楽曲として初の殿堂入り(24時間以内に100万ストリーミング突破で獲得)の快挙となった。

編集部おすすめ