◇クラブW杯 1次リーグ第1戦 リバープレート3―1浦和(17日・シアトル・ルーメンフィールド)

 浦和はクラブW杯初戦のリバープレート(アルゼンチン)戦に1―3と敗れ、黒星スタートとなった。前半12分にサイドからのクロスから中央で決められて失点。

さらに後半3分には、DFホイブラーデンのヘディングでのバックパスが奪われて2失点目を喫した。後半13分にはFW松尾佑介がPKを決めて1点差としたが、後半28分にもCKから3失点目。第2戦はインテル(イタリア)と20日(日本時間21日午前4時)と対戦する。

 MF渡辺凌磨は、試合直後のインタビューに応じ「すごい楽しかったです」と切り出した。一方で「でももっともっと、全員がびびらすにやらなきゃいけないと、率直に感じた。力の差というよりも、ピッチに立った瞬間に負けているような感覚があって。それが悔しいです」と続けた。

 立ち上がりにリバープレートの圧力を受け、押し込まれる時間が続いた。「クリアボールひとつとっても、味方につなぐとか、意図を持ったクリアボールが大事になる。Jリーグではピンチにならないシーンでも、クリアひとつでピンチになるシーンがたくさんあった。そういうのをもっともっと突き詰めないといけないし、セカンドボールを拾う意識も前半少なかった。技術というより、基準の差を見せつけられたと思います」と振り返った。

 後半は1点差に迫り、反撃する時間帯もあった。しかし、通用した点については「パッとは出てこない。めちゃめちゃ差を感じた、というよりも、基準で負けていたら比べようがない、という率直な印象です」と語った渡辺。約5000人が現地に駆けつけ、日本からも声援を送る浦和サポーターに向け「すごくふがいない試合をみせてしまったので、残りの2戦でしっかり勝ち点取れるように死ぬ気でやっていきたい」と語っていた。

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