J1柏は18日、柏市内で次戦の京都戦(21日・三協F柏)へ向けた練習を行った。現在柏は2位で、京都は3位。

今後の上位争いを左右する一戦へ向けて、日本代表FW細谷真大は「順位的にもしっかり勝たないといけないゲームだと思う。強度も1つまた上がると思うので、そこは相手に合わせず自分たちから行って押し込んでいきたい。ボールを支配しつつ、またああいう後半で追加点取れたらいいのかなと思います」と意気込んだ。

 今季は序盤こそ苦戦したが、徐々にリカルド・ロドリゲス監督の戦術にも順応。途中出場が多くなるも結果を残しており、前節の東京V戦(3〇0)で今季5点目でチームトップに躍り出た。10日に行われた2026年北中米W杯アジア最終予選インドネシア戦(6〇0)では今予選で国内組唯一の得点を決めた23歳は、今季始動時には2桁得点を設定。「間違いなく点を取らないといけないと思っている。優勝するためには、しっかり前線の選手が結果を残すことが必要なのかなって思います」と、後半戦はよりペースを加速させることを誓った。

 新戦力の加入も歓迎する。川崎から4年ぶりに復帰したMF瀬川祐輔は前回の在籍時に2トップを組んだこともあり、「瀬川くんはずっとやっていたので、やっぱりやりやすさは感じる。常に練習でもコミュニケーションを取ってやっているし、似ているタイプであるのでやりやすいのかなと思います」。札幌と新潟からそれぞれ加入したDF馬場晴也とFW小見洋太もパリ五輪世代として国際試合で共闘した経験もあり、「良さを把握しながら出来ているので、そこはいいのかなと思います」と手応えを示す。

 この日は4月29日の名古屋戦(2〇1)から5月14日の横浜FM戦(2〇0)までの4連勝のご褒美として、リカルド・ロドリゲス監督から選手・スタッフらに、柏市内のウナギ屋から取り寄せたうな重60人前が振る舞われた。細谷もうなぎは「好きです」と表情を緩ませると「選手としてはもちろんうれしい。モチベーションじゃないですけど、勝ち続ければああいうご褒美があるっていうのを把握しながらやっていきたい。食べて、しっかり夏を乗り越えられたらいいかなと思います」と笑顔を浮かべた。自身が日本代表の活動中にFW木下康介は広島に移籍。13年ぶりのタイトルへ向け、エースは「もちろん、責任は重くなりますし、康介くんも出て点を決めていたので、その分自分が取らないといけないという責任もある。穴埋めじゃなくて、もっと取れるような活躍がしたい」と言葉に力を込めた。

編集部おすすめ