◆明治安田J1リーグ ▽第21節 町田2―1鹿島(21日・Gスタ)

 町田はホームで鹿島と対戦し、2―1で勝利した。

 町田はDF菊池流帆が4月9日のルヴァン杯2回戦の甲府戦(1〇0)以来2か月ぶりに先発復帰。

日本代表DF中山雄太も5月7日京都戦(1●2)以来1か月ぶりのベンチ入りを果たすなど、続々と離脱者が戻ってきた。

 アウェーで行われた5月3日の第14節(0●1)は、前半はシュート本数0本、ボール支配率も33%にとどまるなど苦戦。しかし、この試合は町田ペースで前半は進んだ。菊池が戻った最終ラインは空中戦で優位に立ち、前線もハイプレスで鹿島を苦しめる。

 すると前半6分、思わぬ展開から先制点を得た。相手の処理ミスからDF林幸多郎が抜け出すと、GK早川友基が飛び出してきたところを左にパス。そのパスをFW相馬勇紀がワンタッチでシュートし、ゴール左に今季4点目を決めた。

 幸先良く先制した町田の勢いは止まらない。同34分には左サイドで林がロングスローではなく、DF昌子源へのスローインを選択。昌子がMF下田北斗にパスを送ると、下田が左クロスをエリア内に送る。相手選手の間を抜け出したDF岡村大八が頭で合わせて、追加点を沈めた。岡村は今季3点目で自己最多。

その後も相馬のクロスで好機を作り、町田の流れのまま前半を終えた。

 エリア内で相手選手を倒して与えたPKを後半40分にFW鈴木優磨に決められるが、その後は得点を与えず。同42分には中山も途中出場を果たした。町田の連勝は3月の第4節名古屋戦(2〇1)から第6節新潟戦(1〇0)までの3連勝以来、今季2度目。一時期は調子を落とした町田が、後半戦での上位返り咲きへギアを上げてきた。

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