◆明治安田J1リーグ▽第21節 町田2―1鹿島(21日・Gスタ)

 首位の鹿島は町田に1―2で敗れ、後半戦2試合目で初黒星を喫した。

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 前半の2失点が重くのしかかり、敵地で勝ち点を奪うことができなかった。

 開始6分、自陣からの前進がうまくいかず、一瞬の隙を突かれた形で町田MF相馬勇紀に先制点を献上。同34分にはロングスロー対策の布陣を組んだところから、通常のスローインを起点に失点した。暑さの影響もあってかミスが多く、パスの出し手と受け手がかみ合わないまま45分を終えた。

 後半開始と同時にDF溝口修平に代えてDF小川諒也、MF樋口雄太に代えてMF舩橋佑を投入し、MFターレスを下げてDF濃野公人を右サイドに入れる3枚替えを敢行。しかし内容面では持ち直したものの、相手のゴール前に近づく回数は限られた。

 後半16分にはFWチャヴリッチに代えてFW知念慶を最前線で投入し、レオセアラと2トップを組んだ。さらに同31分にはMF松村優太を入れて火力を高めた。すると後半39分、FW鈴木優磨がペナルティエリア内で相手に倒されてPKを獲得。これを鈴木が右足で豪快に決め、1点を返した。

 その後も鹿島ペースは続いたものの、知念のヘディングシュートが相手GKの指先に防がれるなど、同点ゴールは遠かった。意地こそ見せたが、勝ち点を得ることはできなかった。

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