◆明治安田J1リーグ▽第21節 横浜FM0―1岡山(21日・日産スタジアム)

 横浜FMがホームで岡山と対戦し、0―1で敗れた。

 前節の新潟戦に0―1で敗れ、19日にはパトリック・キスノーボ監督(44)が退任。

クラブ初の2度の監督交代という緊急事態に見舞われる中で、今節は大島ヘッドコーチが暫定で指揮を執った。必勝を期す岡山戦ではFWエウベルが今季2度目の先発入りし、今季初めてアンデルソンロペス、ヤンマテウスとのブラジル人アタッカートリオが同時先発した。

 立ち上がりから両チームが球際激しく攻防を繰り広げる展開に。前半6分にゴール前で岡山FW江坂にフリーでシュートを打たれ、直後にも岡山MF佐藤にシュートを許したが、いずれもGK飯倉がセーブする。

 横浜FMは前半12分にチャンスを作る。中盤でのボール奪取から、縦への速い仕掛けを見せ、MF遠野が左足で折り返し、FWエウベルには合わなかったものの決定機を作った。

 しかし、岡山の激しい守備に苦しみ、前半17分には左Kを岡山のFWルカオに頭で合わせられて先制点を許した。

 それでも、前半19分にはブラジル人トリオで決定機を作る。エウベルのクロスをアンデルソンロペスがワントラップからシュート。DFに防がれたこぼれ球をヤンマテウスがシュート。ゴール上に外れたが、少しずつペースを取り戻す。前半24分にはヤンマテウスのミドルシュートは惜しくもポストにはじかれる。

前半32分にはロングボールに抜け出したエウベルがゴールを狙うもポストにはじかれる。前半終了間際には再びエウベルがカットインから右足でシュート。GKにセーブされて前半は0―1で折り返したが、前節とは違う攻撃的な内容は示した。

 後半は横浜FMが猛攻を仕掛ける。後半10分にはMF山根がミドルシュート。同15分にもヤンマテウスが左足シュート。同18分にはヤンマテウスの右クロスをロペスが狙うも惜しくも合わず。同19分にはヤンマテウスのシュートがまたもポストにはじかれ、同35分の途中出場のFW井上のシュートもわずかに枠から外れた。その後も猛攻を続けたが、ゴールは遠く、0―1で敗戦。これでJ1昇格組の岡山に2戦2敗を喫した。

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