◆明治安田J1リーグ▽第21節 川崎1―2神戸(21日・U等々力)

 神戸は0―1の前半10分、ロングスローを起点に、古巣対決となったFW宮代がゴール前で反転しながら右足でゴール右下に決め、同点とした。

 後半7分にもFWエリキのパスから宮代が右足で2点目。

自身ここ4戦5得点目で今季16試合7ゴールとし、チーム単独トップに。下部組織から14年間過ごした川崎から昨年1月に神戸に加入。慣れ親しんだスタジアムで背番号9がチームを3連勝に導いた。

 チームは勝ち点を36に伸ばし、首位・鹿島と5差の3位に浮上した。

 試合後、宮代はDAZNのインタビューで「(1点目は)ロングスローは自分たちの武器でもある。後ろ向きだったけど、冷静にシュートまで持っていけてよかった。(2点目は)エリキはいつも自分の動きを見てくれている。信じて動いて、いいボールがきたので、あとは冷静にGKを見て、いいところに決められてよかった。(勝ち点3)相手はボールを持つのがうまいチーム。その中で自分たちのアグレッシブさであったり、球際で戦うところなどは意識してやったけど、前半なかなかいい入りができず、失点してしまったので反省点は次に生かしたい。(3連勝に)もちろん連勝することが優勝への近道。あまり先を見ずに一試合一試合積み重ねていきたい。

(移籍して初の等々力)非常に思い入れのあるスタジアム。相手チームとしてだが、こうしてここに戻ってこられて、プレーができることが幸せ。しっかりと自分のプレーを表現し続けたい」と話した。

 吉田監督は会見で「苦しいゲームだったが、粘り強く戦って選手たちが勝ち点3を取ってくれた。前半、入り方が良くなく失点してバタバタしたが、前半の途中からリズムができて1―1で折り返すことができた。後半、自分たちがいい時間をつくり、カウンターもきいてチャンスができ、そこで逆転することができて、3点目、4点目を取っていければよかったが、最後は相手のクオリティーも高いので押し込まれる展開となったが、何とかしのぐことができた」と振り返った。

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