町田ＤＦ中山雄太が１か月ぶりの復帰「強くなって帰ってくることしか考えていなかった」上位返り咲きへ追い風
町田・中山雄太 画像（1枚）

◆明治安田Ｊ１リーグ　▽第２１節　町田２―１鹿島（２１日・Ｇスタ）

　町田はホームで鹿島と対戦し、２―１で勝利。ホーム通算１００勝を達成した。

前半６分にＦＷ相馬勇紀が先制弾を沈めると、同３４分にはＤＦ岡村大八がＭＦ下田北斗の左クロスを頭で合わせて追加点。後半４０分にＰＫで１点を返されるが逃げ切った。

　頼もしい男が帰ってきた。５月７日の第１５節京都戦（１●２）で途中交代して以降、ベンチから外れていた日本代表ＤＦ中山雄太が１か月ぶりのベンチ入り。後半４２分にはＤＦ林幸多郎に代わって左ウィングバックの位置に入り、白星に貢献した。中山は「（離脱の期間が）１か月とあまり感じていなかった。自分がけがをどうやって治していくか、けがしたからには強くなって帰ってくることしか考えていなかった。心身共に色々と考えていた」と前向きに離脱期間を過ごしていたことを明かすと、「勝てて良かった。（時間も）少なかったですし、相手もやることがはっきりしていた。そんなに苦しい場面はなかった」と復帰戦を振り返った。

　チームは本拠地史上最多動員となる１万３８２８人の前で３月の３連勝以来、今季２度目の連勝を達成。中山に加えて、ルヴァン杯２回戦甲府戦（１〇０）で離脱したＤＦ菊池流帆も復帰し、完全体の町田に近づいてきた。

中山は「２連勝という形で結果が出ているので、チームとしてはそれにいかに続けられるかが大事。今日の勝利は大きな意味があったと思いますし、これを続けられるかが今年の町田の大きな分岐点になるのかなと思います」と、今後の上位返り咲きを見据えた。

編集部おすすめ