◇クラブW杯 1次リーグ第2戦 インテル2―1浦和(21日・シアトル・ルーメンフィールド)
浦和は欧州CL準優勝のインテル(イタリア)に1―2と敗れ、1次リーグ敗退が決まった。前半11分にMF渡辺凌磨のゴールで先制。
初戦のリーベルプレート(アルゼンチン)戦に1―3と敗れた浦和だが、この日は同じスタメン11人で挑んだ。一方、初戦でモンテレイ(メキシコ)と引き分けたインテルは、スタメン4人を入れ替え。エースのFWラウタロ・マルティネスを中心に、立ち上がりから攻撃の圧力を強めたインテルだが、先手を取ったのは浦和だった。
前半11分、右サイドでMF金子拓郎が仕掛けて中央へラストパス。これにMF渡辺凌磨が右足を振り抜くと、シュートは相手DFをかすめてネットを揺らした。理想通りの先制点を挙げると、その後は固い守備ブロックを敷いて集中した守備を披露。前半19分にはラウタロのシュートがバーをたたくシーンもあったがしのぎきり、1点リードでハーフタイムに入った。
後半も集中した守備を見せていた浦和だったが、後半33分のCK。インテルはゴール前に入れたボールに、ラウタロが反応。下がりながらも枠内に飛ばす高難易度のシュートを、GK西川周作も防ぐことは出来ず、同点とされた。その後もインテルに押し込まれ、後半アディショナルタイムにMFカルボーニに決められた。
2連敗の浦和は勝ち点0。インテルは1勝1分けで勝ち点4。同じE組のリーベルプレート(勝ち点3)―モンテレイ(勝ち点1)戦は、日本時間午前10時から行われる。しかしこの試合の結果がどちらかの勝利、または引き分けでも一方のチームが勝ち点4以上となるため、第3戦で浦和が勝利しても上回ることができず、1次リーグ敗退が決まった。