◇明治安田J2リーグ 第20節 札幌3-1藤枝(21日・藤枝総合運動公園サッカー場)

 藤枝MYFCは1―3で札幌に敗れ、今季初の3連勝を逃した。0―2の後半44分にMF芹生海翔(19)が今季初ゴールを決めたが、勝利には結びつかなかった。

 後半開始早々に追加点を奪われ、前に行くしかない状況に追い込まれた。前線から激しくプレッシャーをかけ、高い位置でボールを奪って攻め続けた。迎えた同44分、途中出場のMF芹生が放ったシュートが、相手DFの手に当たってPK獲得。高卒2年目の若武者が今季初ゴールを冷静に決めて、1点差に迫った。

 さらに攻撃のギアが上がり「いい雰囲気だった。あれが藤枝のスタイル」と試合後、須藤大輔監督(48)は振り返った。しかし、後半アディショナルタイム4分に失点。今季初の3連勝がはかなく消えた。

 前半22分の失点が響いた。GKのパスミスから、長いループシュートを決められた。「自滅です。ビルドアップでミスをしていたら話にならない。

言葉が出ない」と指揮官。次節(28日)は今治とホームで戦う。気持ちを切り替えて勝ち点3を取りに行く。

(里見 祐司)

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