◇クラブW杯 1次リーグ第2戦 インテル2―1浦和(21日、シアトル・ルーメンフィールド)

 浦和は欧州CL準優勝のインテル(イタリア)に1―2と敗れ、1次リーグ敗退が決まった。前半11分にMF渡辺凌磨のゴールで先制。

後半33分にインテルのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスにゴールを許して追いつかれると、後半アディショナルタイムにシュートのこぼれ球をインテルの20歳MFカルボーニに押し込まれ、勝ち越しを許した。

 浦和の司令塔を担うMFグスタフソンは「残念な結果になってしまいました。勝ち点3、勝ち点1にも近かったので。ただ、相手はしっかりとボールを支配していたので、最終的にはフェアな試合結果になったと思います」と振り返った。FIFA公式サイトのデータによると、この日のシュート数はインテル26本に対して浦和は5本。ボール支配率はインテル66パーセント、浦和23パーセント(中立11パーセント)。圧倒的に攻められ続けた結果の逆転負けを、冷静に受け止めた。

 この試合では前半11分、最初のチャンスを渡辺が決めて先制。しかしその後は押し込まれる時間帯が続いた。グスタフソンは「ローブロックで引き気味でしたが、自分たちの予想していたような展開でした。前半(インテルFWラウタロのヘッドが)バーに当たったシーンもありましたが、本当に決定的なチャンスは与えていませんでした。ただし、90分間相手に攻められすぎたり、あのようなリズムでこられると何かが起きてしまうのはしょうがないことだったと思います。

鍵はどこかで落ち着いて、どうにかそれを打開することでした」と分析。守備からカウンター、という狙いは発揮したが、やはり試合の主導権を握られ続けたことが逆転負けにつながった、と受け止めていた。

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