柔道の世界選手権(ハンガリー)に出場した日本代表が22日、羽田空港着の航空機で帰国した。8連覇が懸かった混合団体では、準決勝でジョージアに敗れ、銅メダルだった。
男女各3人の6人制で行われ、日本は同種目が採用された17年から7連覇してきた“お家芸”で初めて金メダルを逃した。玉置は「外国も団体に対する熱量がすごかった。それに対して日本は、自分的には団結力が今まで出てきた中で過去イチにひどかった。それに持って行けなかったのは、最年長として申し訳ない思い」と厳しい表情。これまでは男子でベテランの橋本壮市が声をかけ引っ張ったが、今回はリーダー的存在が不在で、男女間でもコミュニケーションを取る機会が少なく「円陣も最後しか組めなくて。個々がばらばらと」と振り返った。
女子日本代表の塚田真希監督は、今後の対抗策を挙げた。「団体戦でメダルを取っていくのであれば、今まで男子が先行していた先進国だったが、ジョージアやアゼルバイジャンがピンポイントで(団体に出場する階級の)強化をしてきたのが、今回のジョージアのケース。そこに対抗していくためには、女子も団体戦の階級を強化していくのは、方法としてはできるのかな。